コミケの申込完了して思う(´・ω・`)

夏コミのサークル申込が終わりました。私は記入漏れや誤記などが怖いのでweb申込をしています。郵送申込と違って手数料が発生するのですが、これだとチェック機能があるのでまずそういったことで落とされることがないこと。また、〆切も遅く設定されるので余裕をもって申込できるのが大きいです(夏コミはそうでもないですが、冬コミの申込はイベント終わってすぐなのでこの期間の長さは大きいと個人的に思ってますw)。
さて、コミケの申込をして思いだしたのが1点。ちまちま世間を騒がしている東京都青少年健全育成条例改正問題です。まあ、冬コミでぱらやん氏とも話をしていましたが「現状では我々は関係ないですな。ははははは」(両者ともエロ本は書いていないのですw)で、そもそも「非実在青少年」のエロシーンの規制ですので、だいたい実在しない青少年の人権を守る頭のおかしな条例くらいと考えていましたが、この条例を拡大解釈していけば、いろんな表現が規制されることになりますので注視していました。また「規制に反対するヲタクは認知障害者」とまで馬鹿にされてはいろんな角度から見ていかないとオタク自体の存在が社会から否定されてしまいます。
そんな中、しょっちゅう問題発言をツイートしては火消しもままならない東京都副知事猪瀬直樹がまたおかしな発言をしました。
コミケは祝祭空間であり、「自治共和国」としての森川嘉一郎氏のガバナンスがしっかりしているので都条例の対象とならない。そもそも「図書類の発行、販売又は貸付けを業とする者」(7条)に当たらない。
これには正直驚きました。コミケで表現している作品は規制しないけど流通上で表現している作品規制すると言っているのです。私はこれは不思議に思いました。だって、コミケで売っているエロ同人誌は販売してもいいけど、同じ同人誌でもメロンブックスには置くなと言っているのです。つまり同じ内容の作品でも規制の対象になる場所とならない場所がこの世界に混在するということです。これはなんとおかしな話じゃないですか?
日本は当然のことながら法治国家です。法律は国を治めるバイブルであり、これが揺らぐことはあってはなりません。会社員も公務員も政治家も法律に縛られて仕事をしています。これも法治国家であるためのことです(=法律を破れば罰せられます)。
この前提から考えると、同じものが規制対象になる場所とならない場所が存在することは条例(法律)として大きく歪んでいると思わざるえません。私が考えるに、東京都としては条例によって場所を移さなければならないコミケという大規模なマーケットを手放したくないと考えた猪瀬氏は、この条例を副知事という立場を使い、そのパターンに応じて歪曲して条例を運用しようとしているとしか思えません。
行政を司る者として失格です。このように歪曲して運用することを認めるならば、その運用の解釈は法を司る裁判所が決めなければなりません。当然、この解釈にはこの条例自体の存在の可否も検討の対象に入らなければならないでしょう。
我々は法治国家に住む国民として、このような横暴な行為を許してはならないと思います。